在宅介護とは



在宅介護とは、自宅にいながら介護保険によるサービスを享受できる介護制度です。在宅介護のサービスの種類としては介護師、看護師などの専門職が要介護者の自宅へ訪問する「訪問系」、要介護者自身が施設へ通いサービスを受ける「通所系」、「宿泊系」の3種類があります。

訪問系介護とは

訪問系介護とは、介護師、看護師などの専門職が要介護者の自宅へ訪問する介護サービスです。サービスの種類としては、訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導などがあります。

訪問介護とは

訪問介護とは、ホームヘルパーが要介護者の自宅を訪問し、食事、入浴、排泄、衣服離脱などの身体介護、掃除、洗濯、買い物などの生活援助をします。なお、ホームヘルパーが提供できる生活援助の範囲は法律により定められております。そのため、例えば、要介護者の家族に対する洗濯、調理は提供できません。

訪問介護を享受できる要介護者は要介護1~5に該当する人のみで、要支援1、要支援2の人は訪問介護サービスを受けることができません。しかしながら、2017年4月より開始された「介護予防・日常生活支援総合事業」により要支援1、要支援2に対しても訪問介護と類似したサービスを享受できる体制が整っております。

訪問入浴介護とは

訪問介護の入浴介助と訪問入浴介護のサービスは異なります。前者が要介護者の自宅にあるお風呂を使用した入浴介助であるのに対して、後者は介護師、看護師などが持参したお風呂による入浴介助です。訪問入浴介護を享受できる要介護者は要支援1~2、要介護1~5に該当し、自宅にあるお風呂に入浴できない人、またはデイサービスの利用が困難な人です。

訪問看護とは

訪問看護とは、看護師、保健師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など医療従事者が要介護者の自宅を訪問し、医師の指示に基づいた療養上の世話、助言をする介護サービスです。そのサービス内容は、例えば栄養・食事指導、口腔ケア、喀痰吸引、褥瘡予防・処置、症状経過観察など多岐に渡ります。訪問看護を享受できる要介護者は要支援1~2、要介護1~5に該当する人です。

訪問リハビリテーションとは

訪問リハビリテーションとは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などリハビリテーションの専門職が要介護者の自宅を訪問し、医師の指示に基づいたリハビリテーションをする介護サービスです。そのサービス内容は、例えば寝たきり予防のためのベッド上での寝返り、起き上がり訓練、歩行訓練など多岐に渡ります。訪問リハビリテーションを享受できる要介護者は要支援1~2、要介護1~5に該当する人です。

居宅療養管理指導とは

医師、歯科医師、薬剤師、栄養師など医療従事者が要介護者の自宅を訪問し、療養上の世話、助言をする介護サービスです。そのサービス内容は、例えば疾患予防、診断、感染症、下痢などの軽度な疾患に対する管理・助言などです。居宅療養管理指導を享受できる要介護者は要支援1~2、要介護1~5に該当し、高血圧、糖尿病、癌などの持病を有する人です。

通所系介護とは

通所系介護とは、要介護者がデイサービス、デイケアなどの施設へ訪問し、介護を享受するサービスです。サービスの種類としては、デイサービス、デイケアなどがあります。

デイサービス(通所介護)とは

デイサービス(通所介護)とは、要介護者が食事、入浴介助、レクリエーションなど、介護を提供する施設に日帰りで通う介護サービスです。自宅とは違う施設に定期的に通うことで要介護者の気分転換にもなり、また要介護者の家族の気分転換にもなります。

デイサービス(通所介護)を享受できる要介護者は要介護1~5に該当する人のみで、要支援1、要支援2の人はデイサービス(通所介護)を受けることができません。しかしながら、2017年4月より開始された「介護予防・日常生活支援総合事業」により要支援1、要支援2に対しても訪問介護と類似したサービスを享受できる体制が整っております。

デイケア(通所リハビリテーション)とは

デイケア(通所リハビリテーション)とは、要介護者が医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師などの医療従事者から医学的な機能回復訓練を受けるために、医師が認定した介護老人保健施設に日帰りで通う介護サービスです。デイケア(通所リハビリテーション)を享受できる要介護者は要支援1~2、要介護1~5に該当する人です。

宿泊系介護とは

宿泊系介護とは、要介護者が特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などへ宿泊し、介護を享受するサービスです。サービスの種類としては、短期入所生活介護(ショートステイ)、短期入所療養介護(医療型ショートステイ)などがあります

短期入所生活介護(ショートステイ)とは

短期入所生活介護(ショートステイ)とは、要介護者が食事、入浴介助、レクリエーションなど、介護を提供する施設に宿泊する介護サービスです。宿泊期間は通常の場合数日から1週間程度になりますが、最大で30日間まで宿泊可能です。短期入所生活介護(ショートステイ)を享受できる要介護者は要支援1~2、要介護1~5に該当する人です。

短期入所療養介護(医療型ショートステイ)とは

短期入所療養介護(医療型ショートステイ)とは、要介護者が疾患予防、診断、治療などの医学的な管理下で医療、看護、介護、リハビリテーションなどを享受する施設に宿泊する介護サービスです。短期入所療養介護(医療型ショートステイ)を享受できる要介護者は要支援1~2、要介護1~5に該当する人です。

在宅介護とは

以上のように、在宅介護とは自宅にいながら食事、入浴介助、調理、リハビリテーション支援などの介護サービスを享受できる介護制度です。そのサービスの種類には「訪問系」、「通所系」、「宿泊系」の3種類があります。要介護の重症度が軽度な時は「訪問系」、重度な時は「宿泊系」など、異なるサービスを重症度に応じて使い分けることができます。



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