認知症になった家族を介護する人に絶対に知っておいて欲しい認知症ケア法であるユマニチュードとは



ユマニチュードとは

ユマニチュードとは、2人のフランス人であるYves Gineste(イヴ・ジネスト)、Rosette Marescotti(ロゼット・マレスコッティ)により考案された知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションによるケア技法です。

このケア技法は、人とは何か?ケアする人とは何か?を常に問う哲学と、それをベースにした実践的なテクニックです。これら哲学、テクニックにより継続的に介入することで、ケアを受ける人に対して「自分が大切にされている」ことを実感してもらいます。

最近では、認知症の新しいケア技法として注目を集めているユマニチュードですが、認知症の人だけでなくケアを必要とする全ての人に対して活用できるケア法です

ユマニチュードの方法

では、ケアを必要とする人に対してユマニチュードを提供するのはどうすればいいのでしょうか?ユマニチュードを提供するための動作の基本としては「見る」「話す」「触れる」「立つ」の4つです。

ユマニチュードの「見る」の方法

ケアを必要とする人と水平に目を合わせ、正面より顔を近づけます。そして、見つめる時間を長めに取るようにします。これら動作により発せらるメッセージは、

水平=平等
正面=正直・信頼
近い=優しさ・親密さ
時間の長さ=友情・愛情

です。

ユマニチュードの「話す」の方法

ケアを必要とする人に対してポジティブな言葉を優しいトーンで歌うように話かけます。また、話しかけに対して反応がない場合には、オートフィードバックというケア技法を試してみてください。オートフィードバックとはケアをしている人の動作を自分で実況中継することです。例えば、入浴介助の時に「頭洗いますね」「背中を流しますね」などです。

ユマニチュードの「触れる」の方法

ケアを必要とする人の上腕、背中など中心に、手のひら全体で包み込むようにゆっくり、優しく触れましょう。また、最初に触れる場所は顔、手、唇など敏感な箇所ですと驚きますし、手首、足はネガティブなメッセージを発するために避けましょう。

ユマニチュードの「立つ」の方法

ケアを必要とする人が1日20分程度立って歩く機会を作ることが、骨粗しょう症の予防、血液循環の改善、肺の容量を増やすなど生理的に良い影響を与えます。



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